2020年の自然栽培メロン(アールスメロン)の育苗を1月5日から始めています。
今日は育苗について書こうと思います。
自然栽培メロンの育苗
育苗とは種を植えて苗を育てることです。
無肥料の自然栽培だと育苗期間は約50日(本葉が3枚でた位が目安)かかります。
今年は去年よりも出荷数を増やそうと思っているので、5回に分けて播種しました。
1月5日42粒(育苗箱1個)
1月8日84粒(育苗箱2個)
1月20日144粒(育苗箱1個に対し、種の数を48粒に変更して3箱)
1月25日48粒(育苗箱1個)
1月29日48粒(育苗箱1箱)
合計366粒播種。
苗の数を今年は240個欲しかったのですが、最初の2回の発芽率が思っていたよりも悪く、3回目に多く蒔く結果になりました。
発芽に使うマットは「 園芸発芽マット」を使います。
また、去年までは育苗を栽培用ハウスで行っていたのですが、電気をひっぱれなかったため、今年から家の前の大家さんの畑の一区画をかりて、トンネルを設置して行っています。
使っているトンネルは「折りたたみ式ポータブル温室」です。
大きさは横5m、縦1mで育苗のパレットが12個置けます。
トンネルの中にもう一個トンネルを作り、昭和精機工業 パネルヒーター 200W SPZ-200を2個置いています。
これを16時半位の日が落ちる頃、35度に設定して夜をこします。
この結果、夜の寒い時間でもトンネルの中の最低温度を6度から10度に保てます。
メロンの苗は8度を下回ると成長が止まると言われているので、最低温度は10度は欲しいところです。
僕の住んでいる場所は、標高約400m位のところで、寒いときは氷点下を切るときもありその時は最低温度が6度のときもあります。もう少し対策を今後考えます。
自然栽培メロンの育苗土
育苗に使う土は、ハウスの横の畑の土を使います。
使う場所は雑草の根っこの部分の土です。
植物の根っこに沢山微生物がいるので、この部分は団粒構造の土になっているため育苗に向くと言われています。
これをザルでこして、2,3日乾燥させて出来上がりです。
水やり
育苗は温度管理も大切ですが、水やりの加減もとても大事です。
具体的に言うと、ポットの土が完全に乾いているときに表面を覆うくらいの水の量であげます。
水やり前
水やり後
多めで上げてしまうと根腐れを起こし、苗が死んでしまうのでとても注意しながら行います。
今年も15個位やってしまいました。
以上です。
次回は、畑の様子をアップします!