6月7日金曜日に第4回富士山麗無農薬栽培勉強会を開催しました。
今回はその発表内容です。
一人目は、はせがわ農園です。
6月7日のメロンの様子です。
一番早いので、収穫間近のが見受けられます。
今年は1つ目のハウスで63株定植し、600g~700gが49個、800g~900gが37個、1kg以上が31個で、合計117個の収穫見込みになりました。
今年も温度管理に課題を残しました。
ですが、見た目は去年よりも綺麗になり、通路のマルチシートの効果を実感しています。
写真では分かりづらいですが、右の手前に一個と左の奥に一個あります。
今年はだいたい2本仕立ての2果取りで栽培を行いましたが、やはり着果をそろえないと大きさをそろえるのが難しかったです。
具体的に言うと右はネットが出てきて、これ以降は水を切って糖度を上げる時期なのですが、左は成長期なのでまだまだ水が必要な時期です。
今回は右側を優先して水を切ったので、左側は小さいままの状態でした。
着果をそろえるとバッチリ上手くいきます。
次はトマトの定植についてです。はせがわ農園では、ミニトマトは横植えと縦植え両方しています。
横植えは定植の時間が縦植えの倍以上かかるので、1列のみです。横植えの仕方を知らない方がいたので、紹介します。
上の写真のように、一番上の本葉と成長点を残して葉を全部落とします。
マルチの中央に切り込みを入れて、土を出して、トマトを横に寝かせたまま植えます。
最後に成長点だけを土の上から出してあげて、小石を枕において終わりです。小石の枕を忘れると枯れていったりするのも出てくるので、小石を置いたほうが良いです。
同じ時期に植えた、縦植えと横植えのトマトの様子です。
個人的には横植えの方が強い印象です。今後も収穫の期間について、この勉強会で発表していきます。
育苗ハウスのアロイトマトです。植えている畝ですが、右側の畝は就農してから約2年ずっと不耕起で、マルチもそのままです。生育に問題がでるのかやっているのですが、今ところ問題ありません。
これはコンクリートの隙間にトマトの種を埋めていたのですが、無事発芽して順調に育っています。このトマトの様子も今後勉強会で発表していきます。
次は、富士山麓有機農家Seed Bankの小野さんです。ジャガイモの様子を紹介してくれました。
マルチなしの無肥料で栽培しています。
既に虫食いの株が出てきているのもあります。
同じ畝でも手前が元気で奥が元気がありません。ジャガイモの植え方に問題があったのか、奥の畝が低かったのか、草管理に問題があったのか、奥側で水がたまっていたのか今後も検証します。
畝自体は高畝には出来ていました。
畝を作らないで植えたところは草にも覆われて元気がないようです。
また、富士山麓有機農家Seed Bankでは今年から棚田を借りて、地域の方たちと農業をしています。参加ご希望の方は小野さんまでご連絡下さい。
次は、こだま農園の岩野さんです。
野菜の種まきについての紹介でした。
ズッキーニをそのまま土に植えるやり方です。発芽がとても良くとても簡単で良かったようです。
鉢上げが遅れると徒長の原因になるようなので、遅れないのが肝心です。
ナスも同様にやり上手くいきました。
オクラも同様です。
カボチャも同様にやりましたが、ねずみに食べられたようです。
以上になります。
次回は7月5日です。時間は19時からで、場所は前回と同じこだま農園(富士宮市半野2011)の畑の小屋です。
皆様のご参加、お待ちしています。