農薬や肥料を使わない自然栽培で育てたお野菜やメロンの宅配サービスをご提供します。

第5回富士山麗無農薬栽培勉強会

7月5日金曜日に第5回富士山麗無農薬栽培勉強会を開催しました。

今回はその発表内容です。

一人目は、7月13日に富士市でPort Vege という直売所(静岡県富士市平垣109-5
アロマガーデン1-B)をオープンした秋山わかなさんです。

地元の新鮮野菜を安心・安全を理念に地元の方に安価で提供するお店です。僕らの野菜も卸しており、今後ワークショップなどもやる予定です。

二人目はこだま農園の吉目木君です。

梅雨に入ってからトマトの生長に不安があるとの事でした。

モザイク病や尻腐れ病や萎凋病などが出てきてました。

耕起の時に青草もすき込んだか、土の乾燥期間が短かったのが原因かもしれません。

今年は梅雨の期間も長く日照不足から、例年にないくらいトマトの収量が落ちているのでトマトにとって厳しかったです。

今後の気候変動も考えるとトマトの安定供給にはハウスでの栽培が必須になると思いました。

 

次ははせがわ農園です。

今年のメロンの様子です。

一番重いので1,6kg、最高糖度は16度でした。

糖度は去年より安定して甘かったと思います。6月の時に重さを量ったときは1kg以上のメロンが30個位しかなかったのですが、実際の収穫では半数は1kgを超えていました。

今年気づいたことは、ネットが出てからも肥大化が進んだことです。一般的にはネットが出る頃に肥大化が終わり糖度をあげる時期に移ると言われていますが、具体的な数値は分かりませんが、ネットが濃くなりながら肥大も少しじつ継続していった印象でした。

今年は初収穫が6月14日で7月の上旬に1棟目のハウスの収穫を終えることが出来ました。6月の収穫を目標に1月20日から育苗を行いましたが、無事達成できました。

ですが、やはり上手くいかなかったこともあります。

コルクの所をコオロギか何かの昆虫が食べているのも何個かあったことです。

メロンを載せるシートが原因だと思うのですが、土と完全に密着しており地這いの栽培でやる時はメロンを土から少し浮いた状態で固定できるシートを来年は用意しようと思います。

コンクリートの隙間で実験的に栽培しているステラミニトマトです。

特に病気も出ず実が着きはじめました。収穫までもう少しです。

次はこだま農園の岩野さんです。

今年の冬に視察したアメリカのオーガニックの取り組みを紹介してくれました。

アメリカでは既にオーガニックを求める客層が一定数有り、売り場が慣行栽培(農薬や化学肥料、除草剤使用)とオーガニックの野菜を分けて販売をしているそうです。

アメリカやヨーロッパではオーガニックの市場が日本の10倍以上あり、消費者も富裕層だけではなく、一般の方も価値を認めて購入しているそうです。価値というのは、オーガニック野菜を作る背景の地球環境を守ることです。

購入を通して、環境問題への取り組みに貢献するという目的があるらしく、意識の高さに驚きました。

近年ますます酷くなる気候変動に対し、有機や自然栽培への取り組みは今後ますます欠かせない取り組みだと思います。

今後はこの勉強会だけではなく、違う場所でもワークショップなどの発表の場を設ける予定です。

今の勉強会に出席している農家は自然栽培が多いですが、自然栽培の魅力を様々なところで発表し、多くの方に知ってもらいたいと思います。

以上になります。

次回は8月9日です。時間は19時からで、場所は前回と同じこだま農園(富士宮市半野2011)の畑の小屋です。

皆様のご参加、お待ちしています。

 

Close Menu