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自然栽培メロン 畝作り

昨日(21日)から1棟目のハウスの畝作りをしています。

今日は畑の土に関して書こうと思います。

これは去年(2019年)の11月の様子です。

このハウスのメロンは7月下旬で収穫を終え、雑草やメロンの根っこを抜いて約1ヶ月休ませてから、真ん中2列のメロンを栽培した畝に直播でズッキーニの種を植えて育てました。

ウリ科の連作障害などもなく、順調に育ち12月初旬まで収穫できました。

両サイドではカリフワラー、イタリアンパセリ、ナスタチューム、人参などを栽培しました。

これらの収穫が今年の2月初めで終わったので、これらの残渣を片付け、マルチもはがして畑の土を乾かすところから、メロンの準備を始めます。

自然栽培メロンの畝作り

これが雑草を抜いたり刈ったりし終えた様子です。この後、約1週間ハウスを閉めっぱなしにして土を乾かします。何故かと言うと、土を乾かすと乾土効果で土壌の窒素量が増加するらしいからです。また、乾いた土の状態のときに、生物遺物が微生物によって分解され、有機態窒素が作物に吸収されやすい無機態窒素になるとも言われています。土壌検査をした科学的な裏づけがないので断定は出来ませんが、今年で4年目になる畑ですが、これで問題なく夏はメロン、秋冬は野菜が無肥料無農薬で収穫できています。

この後に、真ん中2列の畝をレーキで崩していきます。この時も土に埋もれている雑草を除去します。

雑草の生命力は凄まじく、乾燥状態の畑でも全然生き延びるので、見落とさないように取り除きます。青草をすき込むと、土に有機物を増やす原因になり、ミミズが増えるのでこの作業は徹底します。畑の土に未分解の有機物がなくなると自然とミミズはいなくなります。僕の畑は4年目ですが、ハウスも畑もミミズはめったに見ません。

次に、畝をつくるための溝の線を引きます。

今年は4列で栽培するので4畝作ります。

溝きりは、ヤンマーデカポチDK7DXに培土器をつけて行います。

1速の耕運は荒で行います。ちなみに、畑の土は耕しません。この理由は特にないのですが、なるべく固い土の畝を作りたいので、不耕起を選択しています。

最後に両サイドの溝をクワで切って、またしばらく乾かします。

2日ほど乾かして、溝をクワで広げて、畝を整地して終了です。

次回は潅水チューブの設置についてアップします。

 

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