自然栽培のお野菜を購入する目的は色々あると思いますが、地元で卸している「Seed Cafe」のスタッフさんがあるお客様から、「自然栽培の野菜は腐らないから買っている」と言われた、というのを聞いてそういえばそうだったなと思い、本当かどうか僕の畑の野菜とスーパーで売られている慣行栽培(農薬、化学肥料、除草剤使用)と有機栽培(有機肥料、天然由来の農薬使用可、JAS有機認定)を2週間放置して比べてみました。
野菜の腐敗実験開始

左から慣行栽培、有機栽培、自然栽培の順です。
12月4日に左の2つの野菜を購入し、3日に僕の畑で収穫した野菜を並べました。
作物は水菜です。
一応根っこの様子もアップで写真を撮りました。



2週間後の結果

2週間後の18日の様子で、左から、慣行栽培、有機栽培、自然栽培の順番です。






写真では分かりにくいかもしれませんが、慣行栽培と有機栽培は根っこが水っぽくなり、腐り始めています。持ったら袋から水が出てくるので明らかに分かると思います。
実験をしてみて分かったのですが、写真では分かりづらいですが自然栽培の根っこは2週間後に切り口から新たな根っこが出てきていました。また、葉っぱも変化がありません。
慣行栽培と有機栽培は腐り、自然栽培が枯れる原因は肥料にあると言われています。肥料を与えると作物の成長速度は速まるので、細胞が荒くなります。その結果、種をまいてから収穫までは早いですが、その分野菜の生命力が弱くなるように感じます。
生育期間は有機栽培は分かりませんが、慣行栽培は約1ヶ月です。対して自然栽培は約2ヶ月かかります。
もうしばらく放置してみて、結果をまたアップします。