２０１７年に植えた桃の木がとても順調に育ってくれて、特に大きな失敗もなく出荷も安定しているので２０２３年の６月２０日に有機ＪＡＳ認証を取得しました。

認証の必要性は販売面で就農当初から感じており、２０１８年に講習の受講を終えていたので個人的にはずっと取ろうと思っていました。

理由としては、認証がなければ、市場での販売時にオーガニック表示が出来ないので、僕の事を知らない人にはなかなか対面販売以外で農薬不使用である事を伝えられなかったことや、地元の直売所に置いていても値段を他の生産者のと比べられて、少しでも高いと売れ残りが多かった事などが理由になります。

うちの作物は全て肥料（植物性堆肥や動物性堆肥などの有機肥料も不使用）農薬、除草剤不使用ですが、その事を市場で伝える手段が特定のスーパーやお店に卸す以外ではなく、公的な認証が有機ＪＡＳしかないので今の段階ではこの認証の取得が最善だと判断しました。

他の作物での取得に関しては、申請に必要な書類や出荷管理における提出書類が結構大変なので、安定して量が取れる作物から順次追加で取得予定です。

桃の栽培に関しては、肥料農薬なしでもなるべく大きくかつ、出来る限り甘い桃をお届けしたいので、剪定や摘果の勉強は勿論、自然に流れる空気や水の動きを実際の圃場でも再現できるように、また土が呼吸できるように活動されている矢野智徳さんの考え方を取り入れてます。大地の再生に関する実際の取組みについては点穴を実際に掘っていますが、やるのとやらないのとでは水はけの良さが全然違うので、これからも研究していきたいと思ってます。

桃に関しては今年苗木も新たに植えたので、収量も３年後から増やしていけたらと考えています。桃の成長についてはインスタやこのブログでもなるべく発信する予定なので、インスタのフォローやオンラインショップのご登録を是非よろしくお願いします！